『君の名は。』ハリウッドで実写映画化 新『SW』監督J.J.エイブラムスがプロデュース

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[雑記]

民主党政権誕生前夜の衆議院議員総選挙期間中、当ブログでは毎日、民主党政権公約として提示したマニュフェストが如何に出鱈目で実行不可能なものであることを論理的に分かりやすく説くと同時に、そしてその程度のことは理解している(筈)にもかかわらず、自民党を下野させるべく偏向報道を繰り返すマスゴミを批判しました。
批判も相当受けましたが、結構2ちゃん等にも拡散して頂け、反響もそれなりにありました。
結果は皆さんご存知の通り、民主党政権は誕生したもののマニュフェストの殆どは実行不可能で、日本に害悪だけを与えた暗黒の三年間が浪費されたのみでした。
当時も書きましたが自分は積極的な自民党支持者ではありません。自分の基本政治スタンスは中道リベラルです。
歴史観で云えば、太平洋戦争は勿論、日本の中国侵略も間違いだったと論じる立場です(但し韓国併合は当時の国際法上も政治環境上も合法で他に選択の余地はなかったと論じますが。もっとも糞真面目に「日本国民として」同じに遇したにもかかわらず今の有様だと思うと複雑な気持ちにはなります)。
ですが、自民党よりまともに日本国全体のために政治する政党がなく、なおかつマスゴミ偏向報道で不当に自民党を、ひいては日本と云う国そのものを貶めようとするから弁護せざるを得ないわけで。
さて、総選挙です。また何か書こうと思いましたが、民進党希望の党の顛末があまりにも馬鹿馬鹿しくて批判する気持ちにもなりません。
ただここまで有権者を馬鹿にしておいて、それでも一定以上の議席を得てしまうであろうことに慄然とせざるを得ないわけで。
まだ当時の民主党は「マニュフェスト」という検証可能な公約を掲げていたが故に、それに対する検証と批判が出来ました。
対して希望の党とやらは「原発ゼロ」「消費増税凍結」以外の明確な公約がありません。「緩やかな保守」と謳っているもののそれに具体的な形はなく、ただの現在の日本の「空気」に対する大衆迎合でしかなく、そもそも日本を「リセット」する、などという妄言は保守政党の使っていい言葉ではありません。
この政党の正体は「権力奪取の道具」でしかありません。小池百合子はよほど日本最初の女性宰相になりたくて仕方ないのでしょう。
それに応じる前原も、それを唆したであろう小沢一郎も日本国民のことなんてこれっぽっちも考えていません。
前原は「政権奪取のため」というお題目で民進党から希望の党に「背乗り」したわけですが、これで救われるのは民進党国会議員だけであって、それを支えてきた民進党の地方組織・地方議会議員を全部を切り捨てていることを実感として理解していません。勿論実態としては「看板」の掛け替えだけで民進党の地方支部がそのまま希望の地方支部になるだけでしょうが、彼らが地道にその地方で築き上げてきた信頼を破壊していることを理解していません。
自民党が二度下野したにもかかわらず、二度とも短期間で政権に返り咲いたのは、地方で根を張った組織が盤石だったからです。数多くの地方議員が支えることによって、一人の国会議員を誕生させるのです。その過程で「地方」の声が国会にくみ上げられることによって、更に基盤が固まるのです。
どうにもこの辺を小沢一郎も理解していないらしく、いや一時期公明党新進党に取り込んだ時点では理解していたのでしょうが、何故だか自分で「解党ボタン」を押して新進党を基盤ごと破壊してしまいます。あれは未だに動機が全く理解できません。
で、結局その新進党の末裔たる民主党は連合や労組を基盤として成立しますが、労組に往年の影響力はなく、結局彼らは「国民の空気」とでもいうべき頼りないものをあてにせざるを得なくなります。その結果が極めて大衆迎合的な「マニュフェスト」の誕生となるわけです。
で、今回。民進党は歴史を繰り返して自分の支持基盤をぶち壊してまで、またマスゴミ偏向報道を繰り返すことによって醸成された「国民の空気」に乗っかろうとしているわけですが、そこに未来への確たる展望はありません。「国民のため」のという視点がぽっかり零れ落ちています。
勿論今回の解散そのものも国民のためかと問われればノーと云わざるを得ないわけで、今回は互いに救いようのない選挙戦になるでしょう。それでも「野党よりマシ」「マスゴミ偏向報道が嫌いだから」という理由から自民党を消極的に支持せざるを得ないのでしょうが。
総選挙期間中、マスゴミ論は改めてまた歴史的沿革から遡って論じたいと思います。