『Fate/Apocrypha』第23話感想

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大昔に「青空少女隊」というOVA作品がありまして(三木眞一郎さんの初主演作品)、プロデューサー(後にノワールやらトライガンなどを製作)や、もりやまゆうじ監督(今も作画監督としては現役ですね)から直接色々教わりましたが、とりあえず一番身も蓋もない難点は「パイロットだとマスク被って顔が分からなくなる」ってところ。ちなみに「青空少女隊」では開き直って飛行中も酸素マスクだけ外してました。
どうでもいい昔話を少々。当時殆ど無名だった三木さんとデビュー作後ぱったり出演がなくなっていた野上ゆかな嬢を抜擢したのはこのプロデューサーですが、三木さんはその直前、同作品の音響監督だった岩波良和さん(こちらも今もバリバリ現役)の「実写監督作品」たる「バナナ白書~何でもあり」に主演してます。ぶっちゃけAV(笑)。いや、完全疑似の今なら15禁程度ですけどね。で、実はこの作品の「ロケ地」は岩波監督の自宅。こちらは当時岩浪監督の助手してた方に教えて貰ったのでしたw。肝心のストーリーは「高校卒業した後フラフラしていた青年の下に、突然高校時代に好きだった女の子が訪問。なし崩し的にH。で、一発で妊娠して結婚ハッピーエンド」っていう「読者投稿の実話」を元にしたものだったのですが・・・客観的に見ると「孕んじゃった女の子が適当な『父親』を手に入れるために自分に惚れてた男に生Hさせた」ようにしか見えないんですよね。。。
次、ゆかな嬢の話。初主演作品は高校生当時の「モルダイバー」というOVAですが、その後、ぱったり出演がなくなります。ぶっちゃけ「干されていた」そうで、理由は・・・専らご本人の態度。まあ、いいとこのお嬢様(PD談)が初作品で主演に抜擢されて天狗になるのは仕方なかったのかなと。でもこの「青空少女隊」をきっかけに復活して(この時から井上喜久子さんと大の仲良しになってコードギアスでの共演まで繋がっていきます)、人気声優になるのですが・・・今度は某音楽プロデューサーとアレな関係になった事が暴露されて海外留学という名の逃亡(PDはこれで「諦めた」そうですが)。それでも復帰して未だに第一線にいるのだからどんな「魔性の声」なのかって話ですが。
この「青空少女隊」という作品、キャストは三木眞一郎久川綾折笠愛井上喜久子野上ゆかな若本規夫、梅津秀幸(「ガンダム00」のチーフメカニックやら最近だと「ガウリール・ドロップアウト」のマスターなど。NHKでのナレーションも多い)全員いまだに現役という当たりぶり。
ちなみにオススメは本編のOVAよりCDドラマ(中古でそれこそ百円代で売ってますので)。脚本は後に日本SF大賞やら吉川英治文学新人賞を受賞する事になる月村了衛先生。一話当たり十分以下の、山寺宏一さんの番組内で流れていたラジオドラマですが、非常に評判で50話以上続きました。原作は僅か全3巻の漫画なのであっという間に使い果たし月村先生のオリジナル脚本になってからが真骨頂。泣ける話もありますが笑える話がメイン。何故こうなったかと云えば「アドリブOK」にした結果、キャスト全員がまだ演技が全然出来ない当時の三木さんにアドリブふりまくり。しかも三木さんが受け損ねても、完全に台詞トチっても「面白ければそのままOKで収録」にした結果、全員で三木さんを虐める格好にw。脚本もそれに連れて「酷く」なっていったのでした。もっともそれで鍛えられて今の三木さんがあると思うと感慨深いですが。
ちなみに若本さんのアドリブが酷くなったのもこの作品くらいからになります。これも上のPDから聞いた話ですが、ラジオドラマで若本さんが突然アドリブで軍歌を歌い出したのですが、面白かったのでそのまま収録する事にしたものの一点問題が発生。「(著作権の関係があるので)今の曲のタイトルは?」若本さん曰く「知らん」w。PDはカラオケボックスに走ってタイトル確認する羽目になったとか。
青空少女隊」から広がる話はまだまだあるので機会があればまた。その他自衛隊基地訪問での裏話やら、阿鼻叫喚の浜松基地イベントの模様とか。。。