さて、選挙です(長文)

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[雑記]

さて、選挙です。
忘れもしません、今を去ること三年四か月前。
自分は必死に書きました。
魂を削って書きました。
それでも理路整然と、論理立てて書きました。
民主党のマニュフェストが理論的に実現不可能なものであることを、
そんな民主党政権政党にしようと偏向報道するマスゴミの酷さを。
自分が拡散希望したため、2ちゃんの各所にも転載され、一部の方々からは賛同を頂けました。
が、大多数の人間からは袋叩きにされました。
このブログのコメント欄でも書かれました。
民主党のマニュフェストが嘘なら、何を信じたらいいのですか」と。
……それ以来、正直なところ、日本人に絶望して、未だに立ち直れていません。


選挙の結果を「面白い」といった知人がいました。
当人は民主党支持者ではなく、むしろ逆の立場だったようですが、
ただ無茶苦茶な選挙結果の後「起こるであろう事態」が面白い、と。
自分は面白くもなんともありませんでした。
この後に起こる事態にだいたい想像がついたからです。
政治の失敗は人の死に直結することを知っていたからです。
……もっとも、現実は自分の予想より更に酷いものとなりましたが。
勿論、自民党政権が続いていても東日本大震災は発生していたし、原発事故も起こったでしょう。
ですが、民主党政権が学校耐震化予算を凍結していなければ、救えた命はあるでしょう。
原発事故時に無意味どころか邪魔でしかない首相の現地視察もなかったでしょう。、
そしてその後の対応に際し官邸の横槍がなければ被害規模は多少なりとも減らせていたでしょう。
前回の総選挙の時にも書きましたが、自分は元々自民党の支持者ではありません。
「よりマシ」な政策を実行できるのが、その時点では自民党以外存在していませんでした。
その結果、自分の批判が当時の自民党の民主党批判と重なったに過ぎません。
あの際の呼びかけも「お願いですから民主党以外の政党に投票してください」というものでした。
民主党が圧勝すれば、明らかにこの国の将来に多大な災厄をもたらすことが分かっていたからです。
不幸中の幸いは民主党政権は再議決に必要な衆議院の三分の二の議席までは占められなかったことでした。
衆参のねじれのお蔭で、民主党の暴走は僅かばかりは減らせ、衆議院の解散も多少なりとも早められました。


さて、国民にとって極めて不幸な時代は、ひとまずは幕が引かれます。
ですが、将来への明るい展望は正直見えません。
とりあえず自分の現在の立場はニュートラルです。
どの党も選挙公約やマニュフェストを発表していないからです。
本日の読売新聞に掲載された安倍晋三の講演からみえた基本的立場を読む限り、支持できそうな気はします。
ですが、本人の主張と党の政策が必ずしもイコールというわけではありません。
更に正直に云えば、安倍晋三本人を信じ切れないところがあることも否定できません。
一方、いわゆる「第三極」は論評のしようがありません。
はっきり言えば、基本的思考が「中央集権打破」にあるというだけで、個々人の政策を突き詰めると完全にバラバラ。
「維新八策」はあまりにも現実からかけ離れ過ぎ、選挙公約たりえませんし、論評する気にすらなりません。
みんなの党」は元々「新自由主義経済」の党だった筈が「行革・地方分権ですべて解決」の四年前の民主党状態。
太陽の党に至っては、正直何がやりたいのか全く理解不能。
経済政策が明らかに異なる減税日本まで取り込んで、更に意味不明な集合と化しています。
そもそも、たとえこの先「第三極」が大同団結しても、どう意思決定するのでしょう?
各党の代表は一様に我が強く、自分の意見に固執&敵対勢力を批判することでのし上がってきた面々ばかりです。
大同団結して国会で一定勢力を得ても、民主党以上に瓦解が速くなる未来図しか見えません。
勿論、これから劇的に状況が変化する可能性はあります。
ですから今はまだニュートラルの立場です。
もっとも、今の自分には前回の時のように熱心に各党の主張を読み解く気力はありませんが。
願わくば、自分にその意欲を沸かせるような展開になることを、この国の未来のために願います。